この項では、アーケードゲームとスマートフォンアプリが相互に連携することでゲームの楽しさがよりプラスされる事例を中心に、各社の注目アーケードゲームとスマートフォンとの連携事例について紹介する。
スマホアプリ「ぷよぷよ!! クエスト」のゲーム画面、アーケードゲームでは、より迫力のある画面でゲームが楽しめる
ゲームセンターで人気稼働中の「ぷよぷよ!!クエスト アーケード」は、ゲームセンターのゲームでは異例の「基本プレイ料金無料(アイテム課金)」のゲームだ。
基本プレイ無料とすることで、スマホゲームユーザーに馴染みやすく、ゲームプレイの敷居を低くしている。
ゲーム内容もおなじみの「ぷよぷよ」を楽しむパズルとRPG(ロールプレイングゲーム)を組み合わせたもので、プレイ方法もゲーム画面をなぞって操作するという、スマホアプリに親しいものになっている。
スマホアプリ「ぷよぷよ!!クエスト」とは、相互のアイテム連動等でアプリとゲームの連携が既に図られている。今後もさらなる連携が予定されており、スマホユーザーにとっても注目のアーケードゲームとなっている。
ホームページ http://puyoquest-am.sega.jp
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「麻雀格闘倶楽部 NEXT」とスマートフォン用アプリを連動させることで、アーケードゲーム機に馴染みのなかったお客さまへの認知拡大が期待できる。
累計登録者数700万人を超える、日本プロ麻雀連盟公認の全国対戦オンライン麻雀ゲーム「麻雀格闘倶楽部 NEXT」では、2013年8月から提供を開始した、スマートフォン向けアプリ「麻雀格闘倶楽部Sp」との連動機能を搭載しているアーケードゲームの「麻雀格闘倶楽部 NEXT」は、定期的にオンライン対戦に参加する日本プロ麻雀連盟所属のプロ雀士や全国のプレーヤーたちと、大胆なグラフィック演出と迫力のサウンド効果で、白熱した対局を楽しむことができるゲームだ。「麻雀格闘倶楽部Sp」はiPhoneアプリランキングで一位を獲得したスマートフォン用のオンライン対戦麻雀アプリで、アーケードゲーム機でプレーすればスマートフォン用の「麻雀格闘倶楽部Sp」をより多く楽しめる連動機能が搭載されている。普及が進むスマートフォンからアーケードゲーム機へプレーヤーを誘引する仕組みによって、アーケードゲーム機に馴染みのなかったお客さまへの認知拡大が期待できる。
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スマホアプリ「モンスター烈伝 オレカバトル」ではアプリ内のモンスターをアーケードゲーム内に読み込ませることができる
「モンスター烈伝 オレカバトル」はモンスターを自分で育成するというシステムがゲームやカードから伝わる新感覚のカードゲームだ。
カードの絵柄やパラメーターや技は育成のしかたによって変化し、育てたモンスターはプレーヤーの名前が入った自分だけのオリジナルのカード「オレカ」にして手に入れることができる。
大きな特徴は、スマホアプリで育てたモンスターをアーケードゲームで使用できる点にある。
アーケードゲームをプレイする際に、スマートフォンに表示させた専用のコードをカードゲーム機に読み込ませることで、アプリで育成したモンスターを仲間として登場させることができる。子どもがゲーム機をプレーする際に、親がアプリで育てたモンスターを仲間として登場させて、親子で協力してより強いモンスターを倒すといった遊び方ができるゲーム機とアプリだ。
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スマホアプリ「グルーヴコースター」シリーズは、2011年の配信開始以降数々の賞を受賞し、世界中で愛されている。アーケード版では、55インチの大型画面と専用コントローラーで「グルーヴコースター」の世界を堪能できる
大画面・音楽体感アトラクション「グルーヴコースター」はゲームセンターで人気の音楽ゲーム新作だ。
元になっているゲームは同社が提供する人気のスマホアプリ「グルーヴコースター ゼロ」。ゲーム機は縦型の55インチ液晶モニターを採用し、スマホアプリでは味わえない迫力を作り出している。一方でコントローラーは叩くだけでなく、スライドパットにもなっており、スマホユーザーにも扱いやすい様な工夫が施されている。
ゲームに収録が予定されている楽曲は、J-POPやオリジナル曲だけでなく、馴染みのあるボーカロイド曲もあり、ユーザーの心をくすぐる。
スマホアプリとの様々な連携も検討されており、ゲームセンターの音楽ゲームユーザーだけでなく、スマホアプリユーザーにとっても注目のゲームになりそうだ。
ホームページ http://groovecoaster.jp/
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